卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
今日から日月会正会員となり、私たちの仲間いりをしたことをお慶び申し上げます。
日月会の代表として、全体の卒業式、建築学科学部の卒業式と建築学科大学院の卒業式及び懇親会に参加してきました。
体育館で行われた全学部・院・通信教育の卒業式のオープニングは、ファッションショーを思わせる演出でスタートしました。卒業式のパフォーマンス化は、1999年より始まり、現在は武蔵野美術大学特有の恒例行事となっています。
在校生の送辞と卒業生の答辞は、体育館の空間いっぱいを使った演劇的なパフォーマンスで、会場をわかせました。
そしてエンディングは、恒例の桜吹雪。会場は一面の吹雪に最高の盛り上がりに。
場所を移動して、建築学科の学位記・卒業証書授与が行われました。主任教授の高橋先生から卒業証書授与及び、卒制の金銀銅賞の賞状とメダル授与、奨励賞の賞状とメダル授与、学校賞の賞状と副賞授与が行われました。
6名の専任教授の先生方から順に、卒業生への精一杯のエールが述べられました。日月会からは、皆さんが日月会の会員となった事の報告と、今後の日月会活動への参加を呼びかけました。
卒業生代表の清水太幹さんから、未来への希望と熱いやる気を答辞として受け取りました。そして最後は、本日で退官される宮下先生の一本締めと、卒業生による先生の胴上げで幕を閉じました。
大学院の卒業式は、研究室内で家庭的な雰囲気の中行われ、懇親会へと流れて行きました。
新正会員の皆様へ
311以降本来、今頃は、復興のまっただ中であるはずだったのですが、政治は20世紀的な成長戦略にシフトしてきています。この様な将来像が予測しがたい状況の中、皆さんは社会へ出て行く訳です。人生の準備が出来た方、出来なかった方がいらっしゃると思います。いずれにしても、あなたたちは私学の美大の建築学科を卒業して自立した個人の立場をこれから固めていくことになります。社会に出ると気がつく事になりますが、いま、皆さんが持たれている自由な気持ちは、実はその出自(武蔵美)独特なものです。これはこれからの時代とても大切なものです、いつまでも忘れずにいて下さい。日月会からの祝辞といたします。これからも是非、日月会の活動に積極的に参加頂き、次の50年を共に歩んで行きましょう。