第26回 日月会建築賞
2024年度
開催情報
開催日
2025年1月26日(日)
審査員
審査委員長
杉村 和紀 | 46期/すぎむら意匠計画共同主宰・第7回「長尾重武賞」受賞 |
---|
審査員
櫻井 建人 | 36期/ETHNOS |
---|---|
平川 凌成 | 50期/平川凌成建築設計事務所 |
酒向 昇 | 21期/竹中工務店 |
エントリー作品数
12作品
太陽賞受賞作品
Garden
森北 智巳
受賞のコメント
このような賞をいただき、大変光栄です。このセミナーハウスは今までの課題の捉え方を一新して取り組んだ設計でした。これからも今の熱意を忘れず、励んでいきたいと思います。また、設計に際しご指導賜りました担当教員の畠山先生、お忙しい中何度もエスキースをしてくださった國廣教授、卒制の期間にも関わらず相談にのっていただいた4年生の先輩方、そして一緒に切磋琢磨した同期のみんなに、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
満月賞受賞作品
Promenade Atami
三浦 峻
受賞のコメント
審査員の皆さん長時間にわたる講評ありがとうございました。何度もプレゼンをしていく中で、情報として何が足りないのか、何処がこの提案の魅力なのか様々な視点から意見を貰え大変勉強になりました。
また、同じグループで講評を受けた2年生の方のプレゼンが徐々に魅力的なものになっていく過程を間近に見て聞くことで、伝え方の違いで提案の魅力はこうも違って見えるのかと再認識させられました。とても良い機会だったと思います。
三日月賞受賞作品
CROSS CRACK HOUSE
保坂 健⼼
受賞のコメント
お忙しい中、このような有意義な機会を設けて頂きありがとうございます。
1日の内に何度もプレゼンを繰り返し、先生方に貴重なご意見を頂いた事は、これからの制作に活かせる良い経験となりました。
新月賞受賞作品
開かれた領域の中で
三⾕ 瑶⼦
受賞のコメント
このたびはこのような賞をいただき、誠にありがとうございます。
私はこの提案を通して、建築は空間に輪郭を与えると同時に、いくつもの境界を重ねることで、そこに生まれるズレや余白が新たなつながりを生むものだと考えました。
風が抜け、光が差し込み、人がたたずむ。そうしたささやかな場の積み重ねが、暮らしを豊かにすると感じています。
最後に、この場をお借りして審査員の皆様、そしてご指導いただいた諸先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
七夕賞受賞作品
頒⽔嶺邸
⾦原 未歩
受賞のコメント
この度は貴重な機会を設けていただき、ありがとうございました。日月会建築賞を通じて多くの学びを得ることができました。また、多くの方にプレゼン、アドバイスをさせて頂ける機会は学生時代でしか得ることができない事だと改めて感じました。同じ志をもつ仲間と共に切磋琢磨し合いながら今まで以上に精進します。これからも学生の成長のために日月会主催の程、どうぞよろしくお願い致します。
七夕賞受賞作品
祭
有井 悠揮
受賞のコメント
この度は日月会建築賞をいただき、大変光栄に思います。
審査員の皆様、関係者の皆様、そして制作を支えてくださった方々に心より感謝申し上げます。
今回の設計では、東京タワー直下の地形を活かし、「都市の中の祝祭空間」を提案しました。
審査を通じて、プレゼンテーションの重要性を改めて実感し、多様な視点からのご講評を受けたことで、自身の設計をより深く理解することができました。
この経験を糧に、これからも建築の可能性を探究していきたいと思います。ありがとうございました。
審査員評
審査委員長:杉村 和紀(46期・すぎむら意匠計画共同主宰・第7回長尾重武賞 受賞)
用途や規模の異なる課題を一律に講評することは大変難しかったですが、課題に対しての向き合い方やデザインに落とし込む過程を踏まえ私なりに評価させていただきました。
熱意の伝わるプレゼンと自由で想像力に富んだ作品が多い印象でした。本講評会が参加された学生の皆様にとっても有意義な経験となれば幸いです。関係者の皆様貴重な機会をいただきありがとうございました。
審査委員:櫻井 建人(36期・ETHNOS)
私が学生の頃、講義・書籍・建築物を通じて建築の本質を教えてくださった建築界の先達がここ数年相次いで鬼籍に入られ、世相とも相まって落ち着かない日常を過ごしておりました。そのような中20年ぶりに日月会賞に参加させていただく機会を得て、今の学生たちが何を感じ、考えているのかに触れることができました。
審査結果としては1次2次を通して4人の審査員が学生たちの多様な提案を受け止め票の大小は別としてそろって満票になることなく分散し、多様な意見や議論が交わされているように感じました。正にこの結果は連綿と続いている建築山脈の裾野がさまざまな方向に広って社会とつながっている現代を象徴していると思います。さらに学生の提案からは「ゆるく」つながることを望む傾向も感じられました。一方で現代という大海原に漂う建築の力強く進む先を見つけようと挑戦する作品もあり、建築・建設業界の人材不足・資材高騰の危機的な状況の中で光をみつけたようで嬉しく頼もしく感じ、これからの建築の新しい可能性が垣間見えました。
学生の皆様からは迷いがあったとしても謙虚で誠実な姿勢、そして強い意志を感じ、元気をいただきました。この先の学生生活も引き続き健康に気をつけて精一杯楽しんでください!何か迷ったらムサビの強みである他学科からのヒントがあるかもしれません。何か困ったら日月会もあります!最後に日月会執行部の皆様そして先生方・研究室の皆様のたゆみない歩みに感銘を受けるとともに御礼申し上げます。ありがとうございました!