第13回日月会賞〜続編

先週7/16(土)に、暑い中我らがムサビにて第13回日月会賞審査会が開催されました。速報に続いて続編です。

今年の応募作品は20作品でした。
3年生の前期は、菊池スタジオ、長尾スタジオ、高橋スタジオ、宮下スタジオの4スタジオです。バリエーション豊かな課題からどんな作品が出てくるか楽しみでした。
まずは宮下スタジオから。「竹のプロジェクト」という課題です。

「たけシェルター」というグループで製作した作品。こちらは模型展示ですが、10号館前に原寸のモックが展示されています。
真剣に話を聞く審査委員長の藤井さん(背中ですみません)
この作品は惜しくも賞は逃しましたが、震災後という時代もあり好評価でした。

長尾スタジオは「神楽坂プロジェクト〜都市の歴史的把握と未来へ向けて」です。


満月賞受賞した小田くんと審査員の棚橋さん。


小田案の模型。

高橋スタジオの課題は「環境単位/場の質を建築で記述する」です。
「海」(葉山)と「山」(奥多摩)の2種類の敷地のうちどちらか選んで設計します。敷地周辺模型は「海」「山」それぞれ共同製作されていて、各自の作品をはめ込んで見られる様になっています。


巨大な「山」模型を前に議論する審査員の林さんと北川さん。


こちらは「海」の模型をアイレベルで覗く藤井さん。

菊池スタジオは「ふたりのアーティストの家」「カフェとショップを併設したアートギャラリー」の2課題からエントリーがありました。
「カフェ」課題は高橋スタジオ同様に周辺敷地模型が共用で中央に置かれています。高低差のある特徴的な敷地なので、はめてみないとどうもわからない、、といったところで順番待ちも。


菊池スタジオ展示風景です。


審査員3人を相手に熱弁をふるう太陽賞受賞の高橋くん。

さてインタビューの3時間半はあっというまに過ぎてしまい、審査の時間です。
まだまだ話の終わらない審査員の方々に声をかけつつ会議室へ。
審査は面白いほど票が割れました。


悩む審査員の方々。

最後は高橋案と小田案のどちらか、ということで挙手にて1票差で決定いたしました。
暑い中本当にお疲れさまでした。

今年の審査員の皆さんです。右から、
審査委員長の増田さん、藤井さん。
審査員の山本さん、棚橋さん、林さん、笹口さん、北川さん。

受賞者のみなさん。
おめでとう!そしておつかれさまです。
満月賞の小田くんは名前を呼ばれた時に不在で、遅れて到着。笑いもとってくれました。

13回目の日月会賞ですが、応募してくれた学生の皆さん、審査員の皆さん、そして多大な協力をいただいた研究室の長嶋さん、学生への声掛けをしてくださった源先生、他多くの皆様のご協力でここまで来る事ができました。
本当にありがとうございました。
久しぶりのムサビの空気、迫力ある模型の展示、原寸でアピールする力強い作品に出会えて、元気をいただいた一日となりました。
来年もまた更なる盛り上がりとなるよう、皆さんのご協力をお願いしたいと思います。

各作品についても審査評など、詳細情報はアーカイブに8月目標でアップ予定です。
楽しみにしてお待ち下さい。

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